網走市、小清水町、斜里町の海岸で1日、資源保護と海浜の環境保全などを目的に、秋サケ釣りの釣果を制限する全国初の罰則付き規制が始まった。同日は、道や漁協などの職員約20人がパトロールをしながら、規制内容のチラシを釣り人に配布して協力を求めた。
規制の内容と罰則
規制は、網走海区漁業調整委員会の「海区委員会指示」に基づき、「1人1日3匹まで、同時に使うさおは3本まで」の上限を設けた。違反者には1年以下の拘禁刑もしくは50万円以下の罰金を科することができる。
対象区域の1市2町のオホーツク東部海域で違反を繰り返した場合、指示順守を求める行政処分を出すよう委員会が知事に申請し、さらに違反を繰り返した場合は漁業法違反で罰則適用の対象になる。規制は11月30日までの3か月間。
釣り人からは歓迎の声
この日の朝に1匹釣ったという網走市内の60歳代の男性は「『下手な鉄砲も数打ちゃ当たる』で、エサの工夫などをしない釣り人がたくさんさおを持ち込むなどマナーが悪い。規制で釣りはしやすくなる」、北見市の男性(55)は「さおを立てるところがなく帰ったこともあった。楽しく釣りができる」と規制を歓迎していた。
同委員会の竹内秋義事務局長は「釣りマナーの向上につなげ、資源を保護し川に戻るサケが増えてほしい」と話していた。道などは期間中、車で巡回を繰り返し、監視を続けていく。



