岩手県内は2日、前線や湿った空気の影響で内陸部を中心に大雨となり、北上市で土石流が発生した。和賀町横川目では、午前1時頃、寝室で寝ていた82歳の男性が、隣室の窓ガラスにひびが入る「ミシミシ」という音で目を覚ました。
直後にガラスは割れ、轟音とともに裏山の土砂が自宅に流れ込んだ。男性と妻(76)にけがはなかったが、2人は避難所に身を寄せた。男性は「死を覚悟した」と振り返った。
午後に戻ると自宅は様変わりしていた
午後に自宅へ戻った男性を待っていたのは、様変わりした姿だった。1階部分は深さ15センチほどの土砂で覆われ、外壁には樹木や泥が押し寄せていた。男性は「復旧は大変だがやるしかない」と自らを奮い立たせるように話した。
奥州市では約1万2000人に避難指示
一方、奥州市では2日、北上川が氾濫危険水位を超えたとして、最大で住民約1万2000人に避難指示が出された。



