レベル5「大空の洪水」頻発する豪雨災害に備えよ 千葉では2500台放置
レベル5「大空の洪水」頻発する豪雨災害に備えよ

今年の夏、各地で「大空の洪水」と表現される記録的な豪雨が相次いだ。気象庁が今年5月から運用を始めた新しい防災気象情報で最上位となるレベル5の大雨特別警報が、8月13日に千葉県、27日に石川県と富山県、30日に福井県に相次いで発表された。

千葉豪雨では2500台の車が放置

「これまでに経験したことのないような大雨」「直ちに命を守る行動を取ってください」という切迫した呼びかけが繰り返し流れた。テレビで見ていても、確かに経験したことのない雨の降り方だった。

特に平年の8月の3倍以上の雨量を記録した千葉豪雨では、見る見るうちに道路が川のようになって動けなくなり、千葉市だけで2500台もの車が放置された。水没した車内に閉じ込められて亡くなる痛ましいケースもあった。

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気象庁の雨量分類と危険度

気象庁は雨の強さを次のように分類している。1時間に30ミリ以上50ミリ未満は「激しい雨」で「バケツをひっくり返したように降る」。50ミリ以上80ミリ未満の「非常に激しい雨」は「滝のように降る(ゴーゴーと降り続く)」で、80ミリ以上の「猛烈な雨」になると「息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感ずる」。そして50ミリ以上では「車の運転は危険」としている。

かつては1時間に80ミリ以上の雨はめったになかったが、最近は記録的短時間大雨情報が発表されることが珍しくなくなった。次から次へと雨雲がやって来て、同じ場所で激しい雨が降り続く線状降水帯もよく出現する。雨の降り方が変わってきたのだ。

予測可能な大雨への備え

いつ起きるかわからない地震と違って、大雨は予想できる。天気予報の精度も格段に向上した。何よりスマホのアプリで雨雲の接近が一目でわかり、降り出しや、いつやむのかも教えてくれる。

自治体が作成するハザードマップは、河川の氾濫や土砂崩れなど被害が想定される区域、被害の程度、避難所などの情報を地図上に明示している。どのような状況になったら、どこへ、どう避難するか。日頃の備えが生死を分ける。9月は台風シーズンである。

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