兵庫県は2026年10月から、特定外来生物クビアカツヤカミキリ(クビアカ)の痕跡を多く見つけた人にデジタルギフト券を贈る通報促進イベントを開始する。桜や桃などの幹を食い荒らすクビアカの被害拡大を防ぐ狙いがある。
クビアカの生態と県内の被害状況
クビアカの成虫は体長2~4センチで、つやのある黒色をしており、首のように見える胸部は赤色。6~8月ごろに出現し、桜、梅、桃などのバラ科の木に産卵する。幼虫は木の内部を食べ、フンと木くずが混ざった「フラス」を出し、木を枯死させることもある。県内では2026年4~6月に236件の被害が確認されている。
イベントの内容と報酬
イベントは10月1日から2027年2月12日までの通報を対象とする。参加者は事前に登録した上で、フラスを発見したら通報フォームから投稿する。発見件数が1~5位の人には1万円分、6~10位の人には5千円分、11~20位の人には2千円分のデジタルギフト券が贈られる。
県の対応と全国的な広がり
通報を受けた県はフラスが本物かどうかを確認し、木にネットをかけて成虫が外に出られないようにするという。環境省によると、クビアカの被害は8月末時点で22都府県で確認されている。大阪府も今夏に成虫の捕獲を競うイベントを開催し、ギフト券などをプレゼントしている。



