広島県は9日、養殖カキの大量死問題を受けて7月から運用を始めた「へい死アラート」について、一部海域で海中の酸素量が低下し、リスクが高まっているとして「厳戒アラート」を発出した。運用開始後、厳戒アラートが発出されたのは初めて。
3段階のうち最も高いリスク
へい死アラートは「厳戒」「警戒」「注意」の3段階あり、厳戒は最もリスクが高まっている状況に発出される。
県によると、今回の厳戒アラートは、水中の酸素量である溶存酸素量が基準値を下回ったために発出され、広島湾北中部が対象となる。現時点では、カキの大量死は確認されていないという。
生産者への対策呼びかけ
アラートは、各漁協のほか生産者向けのインターネットサイト上に表示される。県水産課は「水深が深くなるほど酸素量は低くなる。カキを上下に動かしたり、いかだを酸素量が良い場所に移動させるといった対策を取ってほしい」と呼びかけている。



