国土交通省千曲川河川事務所などは26日、飯山市に整備する「蓮遊水地」の起工式を市内で開いた。9月中旬から工事に着手し、30年度末までの完成を目指す。
台風19号災害を受けた治水対策
この遊水地は、2019年の台風19号災害を受けた治水対策として計画された。一連の治水対策では、飯山市や長野市、千曲市、中野市に5か所の遊水地を整備する計画で、今回は4か所目の着工となる。
約50ヘクタールの農地を活用
蓮遊水地は田んぼなどの農地約50ヘクタールを活用し、千曲川左岸に設けられる。既存の堤防を生かしつつ、農地を囲む形で約5メートルの堤防を整備するほか、増水した河川水を遊水地に導く越流堤、排水する樋門などを設置する。
約220万立方メートルを貯水でき、台風19号災害と同等の洪水が発生した場合、同遊水地から約10キロ下流付近の川の水位が約1・5メートル低下するという。



