石川、富山両県を襲った記録的な大雨で、30日、富山県氷見市の孤立状態となっている地区にドローンで物資が運ばれた。石川県では、孤立地区が解消された。
富山県では616棟で浸水被害、22人が孤立
富山県では30日午前10時現在、氷見市、高岡市、立山町の住宅計616棟で床上・床下浸水の被害が確認されている。氷見市では同日午後5時現在、3地区22世帯の31人が孤立状態となっており、このうち16世帯22人がいる同市床鍋地区へドローンで物資が運ばれた。
氷見市などによると、29日には市職員が同地区へ備蓄米を歩いて運び、住民は食料を分け合っている状態だという。30日はドローンが3往復し、レトルト食品やカップ麺などの食料品1日分や、高齢者用の紙おむつ、生理用品、新聞などを運んだ。市は、再度ドローンで物資を運搬することを検討している。
石川県では孤立地区が解消、ボランティアが土砂撤去
石川県では30日、宝達志水町で6世帯12人が孤立状態となっていた地区への林道が通れるようになり、孤立地区がなくなった。県内では一時、8地区243世帯が孤立していた。
県内では、1市3町の住宅計180棟で床上・床下浸水が確認されている。同県羽咋市ではこの日、ボランティアが住宅に流れ込んだ土砂を住民とともにかき出した。自宅前に土砂が流れ込んだという同市本江町の専門学校講師(62)は「やることはたくさんあるが、力を借りながら進めていきたい」と話した。
雨の勢いは弱まる、24時間降水量は16ミリ
石川、富山両県での雨の勢いは弱まっており、気象庁によると、30日午後5時までの24時間降水量は、石川県羽咋市で16ミリ、富山県氷見市で11.5ミリだった。



