9月1日は「防災の日」。日ごろから災害への備えを意識している人はどれくらいいるのだろうか。マイナビニュースが実施したアンケートで、防災袋を用意している人は50.7%と約半数にとどまることが分かった。さらに、災害時に最も不安なこととして「トイレ利用の困難」が挙がった。
防災袋を用意している人は約半数
「あなたは防災袋を用意していますか?」との問いに対し、「用意している」が50.7%、「用意していない」が49.3%だった。ほぼ半数が防災袋を準備できていないことになる。近年は地震や豪雨などの災害が各地で発生しているが、防災の備えにはまだギャップがあるようだ。
災害時の不安、1位は「トイレ利用の困難」
災害への備えで最も不安なことを聞いたところ、1位は「トイレ利用の困難」(16.8%)、2位は「断水」(16.6%)、3位は「飲料水不足」(13.0%)だった。続いて「避難所生活」(12.8%)、「停電」(11.8%)が並ぶ。
「防災」と聞くと食料や水の備蓄を思い浮かべる人も多いかもしれないが、今回の調査では「食料不足」を不安に感じている人は7.8%にとどまった。「トイレ利用の困難」については、「携帯トイレを買い足そうと思っている」(東京都/男性/46歳)や「トイレ問題がプレッシャーとなり、食事をとらなくなって、さらに体調を崩しそう」(愛知県/男性/33歳)といった声が寄せられた。災害時は断水や下水設備の被害で、普段通りにトイレが使えなくなることもあり、携帯トイレなどの備えに関心が集まっている。
見直したい防災対策は「飲料水・食料の備蓄」
今後見直したい防災対策として最も多かったのは「飲料水の備蓄」(41.7%)で、僅差で「食料の備蓄」(39.1%)が続いた。続いて「停電対策(モバイルバッテリー・照明など)」(32.1%)、「携帯トイレの備蓄」(29.1%)が並ぶ。災害そのものよりも、ライフラインが止まった後の生活に不安を感じている人が多いことがわかる。
「防災対策について、普段気になっていることや見直したいことはありますか?」との問いには、「防災の必要性は感じているものの、行動に移せない」という声が目立った。「やらなければと思いつつ何もしていない」(佐賀県/男性/58歳)や「具体的に何を用意、準備したらいいかがわからない」(茨城県/男性/50歳)といった意見が寄せられている。
防災袋があっても安心とは限らない
一方で、防災袋を用意している人からも不安の声が上がった。「防災袋の用意はあるが、何年も見てないので使えるかわからない」(静岡県/男性/43歳)や「非常食の賞味期限が切れないよう適切に管理するのは難しい」(茨城県/男性/58歳)といった意見がある。また、「防災用の備蓄品を確保する場所が取れない」(宮崎県/女性/41歳)や「用意にお金がかかると思うと、備蓄できない」(愛知県/男性/47歳)といった、経済状況や居住環境による現実的な悩みも見られた。
防災は「準備すること」だけでなく「見直し続けること」も重要だ。9月1日の「防災の日」は、自宅の備えを見直す絶好のタイミングといえる。防災袋の中身や飲料水の備蓄状況、停電対策グッズなどを改めて確認してみると、不足しているものや買い替えが必要なものが見つかるかもしれない。



