防災の日、道防災総合訓練を留萌市周辺で実施 ドローン物資輸送も
防災の日、道防災総合訓練を留萌市周辺で実施 ドローン物資輸送も

「防災の日」の1日、北海道や道警、陸上自衛隊などで構成する道防災会議は、留萌市周辺で道防災総合訓練を実施した。留萌沖を震源とするマグニチュード7超の地震が発生し、日本海沿岸に大津波が襲来したとの想定で、市周辺の10市町村や企業など61機関が参加した。

緊急物資輸送など確認

増毛町では朝から津波の襲来を告げる町内放送が流れ、子どもたちは高台へ走って避難し、警察官らは交通整理などに当たった。町内のヘリポートでは、孤立地域の住民を乗せた想定で陸自のヘリコプターが離着陸する訓練が行われた。

民間のドローンを使って経口補水液などの緊急物資を輸送する訓練も行われ、薬剤師らは到着した荷物の温度や破損の有無などを確認していた。到着に立ち会った道薬剤師会の大沢祐貴子常務理事は「薬品だけでなく周辺の生活用品も含めた支援を考えると、北海道は広大すぎる。災害時にはドローンを有効活用したい」と話した。

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訓練は例年2回開催されており、次回は11月に石狩市で行われる予定。

知事と釧路市長政府訓練に参加

「防災の日」に合わせ、政府は1日午前、日本海溝・千島海溝地震を想定した総合防災訓練を行い、鈴木知事と鶴間秀典・釧路市長もテレビ会議で参加した。

訓練は、十勝沖を震源とするマグニチュード8・3の地震が発生し、道内で最大震度7、最大9メートルの津波が観測されたとの想定で行われた。高市首相は、首相官邸で開かれた緊急災害対策本部会議で「人命第一で、あらゆる手段を用いて災害応急対応に当たるように」と指示。鈴木知事は、建物や道路・鉄道などの被害状況を報告し、国に対して「一刻も早い支援をお願いする」として自衛隊の派遣や緊急支援物資の提供などを要請した。

エレベーター救出実演

「防災の日」に合わせ、エレベーターなどの製造、保守管理を行う三菱電機ビルソリューションズ(東京)の北海道支社は1日、札幌市白石区の研修施設で、地震発生時のエレベーターへの閉じ込めを想定した救出作業を報道陣に向け実演した。

同支社の担当者は、強い揺れが来る前の「初期微動」をエレベーターが感知して自動的に最寄り階に停止し、停止した階でドアが開いて外に出られることを紹介。万が一閉じ込められた場合は、SOSボタンを押せば外部のオペレーターらと通話でき、助けを求めることができるという。

渋谷司支社長(62)は「エレベーター内で地震に遭ったらまずは全てのボタンを押し、止まった階で降りてほしい。仮に閉じ込められても落ち着いて救助を待ってほしい」と話していた。

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