愛知県豊田市の山間部で、ツキノワグマが防犯カメラに映ったり、足跡やフンなどの痕跡が見つかったりするケースが相次いでいる。市によると、今年度は7日までに「クマではないか」といった通報が約90件寄せられ、このうち47件をクマに関わる情報と確認した。昨年の30件から大幅に増えており、過去数年で最も多くなっている。
防犯カメラや痕跡で確認
市環境政策課によると、9月30日と10月3日には、小原地区で住宅敷地内の柿の木にクマの爪痕が見つかったほか、防犯カメラにクマらしい動物が映っていた。同課職員が映像を確認し、クマと断定した。
先月21日と29日には、稲武地区でクマの目撃情報があり、クマのフンなども見つかった。市は、5月6日夜に旭地区の同市時瀬町地内を車で走っていた男性がクマ1頭を目撃し、職員が足跡を確認したものも含め、5件をクマと断定している。
市が注意喚起と安全対策を要請
同課はホームページで住民に注意を呼びかけているほか、小原地区では小中学校やこども園にも登下校時の安全対策を徹底するよう要請している。また、住民らにはクマの生息域に不用意に立ち入らないことなどの対策を呼びかけている。