和歌山県教育委員会は、国の高校教育改革の一環として「改革先導拠点」に県立和歌山工業高校、新宮高校、貴志川高校の3校が採択されたと発表した。3年間で最大計約62億円の補助を受けることができる。
補助額と重点分野
文部科学省が2月に打ち出した構想に基づき、全国179の学校などから応募があり、38道府県の75件が選ばれた。和歌山県内では和歌山工業高校が約39億円と最も多く、AIや産業用ロボットなど高度なデジタル技術を扱える人材育成を目指す。2028年4月に新専攻科を設置し、花王や関西電力グループなど地元企業・団体の技術者による指導や共同探求の環境を整える。
新宮高校(補助額約16億円)は、オンラインを活用して理系大学生や研究者との交流を進め、高度なデータ測定や実験器具を導入する。貴志川高校(同約7億円)は、他の高校の授業をオンラインで相互受講できるシステムを構築する。
教育長のコメント
6月末に県庁で記者会見した今西宏行教育長は「多額の補助金が採択され、プレッシャーも感じるが、しっかりと3年間で成果を出していきたい」と述べた。



