愛知県豊橋市は、市立看護専門学校(青竹町)の学科を再編すると発表した。高校卒業者を対象とする「看護第1科」(全日制3年、定員40人)の教育体制を充実させる一方、准看護師を対象とする「看護第2科」(定時制3年、同40人)は2029年度末で廃止する。医療の高度化や地域医療の変化に対応できる看護師の育成を目指す。
看護第1科の充実と第2科廃止の背景
同校は、1925年設置の豊橋看護婦講習所と、1969年に豊橋市医師会が中心となって設置した豊橋市立高等看護学院が変遷後、1981年に統合して開校。卒業生は豊橋市民病院を始め、市内外の医療機関などで活躍している。
市保健医療企画課によると、看護第1科は4年制看護大学校への移行や、助産師・保健師を養成する専攻科の増設を検討しており、2030年度以降の導入を目指す。より高度な知識や実践力を備えた看護師を育成し、地域医療の充実につなげる。
看護第2科の募集終了と学生支援
看護第2科は、ここ数年定員割れとなる年もあり、来年度入学生を最後に募集を終了する。2028年度以降の一定期間は、准看護師が看護師資格の取得を目指せるよう、通信制看護学校や通信制大学の情報提供、看護第1科への入学によるリカレント教育(社会人の学び直し)の機会を設けるなどの支援を行う。
同校の伊藤僚子副校長補佐は「質の高い看護を提供できる人材の育成は3年制では限界があり、教育体制の充実を図りたい」と話している。



