「あなたならできる」と念仏する親が子をつぶす…90点答案を泣きながら見せた息子の切なさ
「あなたならできる」と念仏する親が子をつぶす…90点答案の涙

連載『がんばり過ぎる親の心を休ませる心理学』より、心理カウンセラーの柳川由美子氏が、親の過度な期待が子どもに与える悪影響について警鐘を鳴らしている。特に「あなたならできる」という言葉を繰り返す親の姿勢が、かえって子どもを追い詰めるケースが多いという。

90点の答案用紙を泣きながら母親に見せた男児

柳川氏は、ある母親から受けた相談を紹介する。小学4年生の息子が、算数のテストで90点を取ったにもかかわらず、泣きながら答案用紙を母親に見せたというのだ。母親は「あなたならできる」と日頃から励ましていたが、息子は「100点じゃないとダメだと思った」と話したという。このエピソードは、親の期待が子どものプレッシャーに変わった典型例だと柳川氏は指摘する。

「あなたならできる」という言葉の危険性

柳川氏によれば、「あなたならできる」という励ましは、子どもにとって「できなければならない」という強迫観念に変わりやすい。特に完璧主義の傾向がある子どもは、少しの失敗も許せず、自己肯定感が低下する恐れがある。同氏は「親は結果ではなく、努力のプロセスを認めることが重要」と述べている。

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過度な期待がもたらす長期的な影響

心理学の研究では、親の過度な期待が子どものストレスやうつ症状を引き起こす可能性が示唆されている。柳川氏は「親が『あなたならできる』と念仏のように唱えるほど、子どもは『できない自分は価値がない』と感じてしまう」と警告。子どもが自分のペースで成長できる環境を整えることが、健全な発達に不可欠だと強調する。

親に求められる「待つ」姿勢

柳川氏は、親が子どもに対して「待つ」姿勢を持つことの重要性を説く。例えば、テストの点数が悪くても「次は頑張ろう」と声をかけるだけで、子どもの安心感は大きく変わるという。「子どもは親の愛情を感じることで、挑戦する勇気を持てる」と柳川氏は述べている。

まとめ:子どもの自己肯定感を育むために

本記事では、親の「あなたならできる」という励ましが、子どもの自己肯定感を損なうケースがあることを具体例とともに解説した。柳川由美子氏は、親が結果ではなく努力を認め、子どもを信じて待つことの大切さを訴えている。

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