大阪の小中学生、全国平均下回る 対話的学びに課題
大阪の小中学生、全国平均下回る 対話的学びに課題

文部科学省が3日に公表した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果、大阪府内の公立小中学生は、小学6年、中学3年ともに国語と算数・数学の平均正答率が全国平均に届かなかった。学習環境などの調査からは、教員への信頼感の高さがうかがえる一方、話し合いなどを通じて自身の考えを深める「対話的な学び」に課題があることがわかった。

平均正答率の状況

調査科目は、小学生が「国語」「算数」の2科目、中学生が「国語」「数学」「英語」の3科目。全国の平均正答率は小数点第1位まで、都道府県は整数で公表された。

小学生では、国語の平均正答率が府内59%(全国60.9%)、算数が56%(56.4%)だった。算数は分野別の平均正答率でみると、多くが全国平均を下回っていた。

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中学生は国語が61%(63.9%)、数学が55%(57.0%)。数学の分野別では「データの活用」が49.7%(53.5%)と低く、府教育庁は「データの特徴や傾向を根拠をもって説明することが課題」としている。

英語はほぼ全国並み

中学生の英語は、学習用端末を活用したオンライン方式で行われた。全員向けの問題と生徒によって異なる問題があり、全体の平均正答率は公表されていないが、府教育庁によると、ほぼ全国並みの成績だったという。

教員への信頼感と対話的学びの課題

学習状況や生活習慣に関する調査では、「困りごとや不安がある時、先生らにいつでも相談できるか」との問いに対し、「当てはまる」「どちらかと言えば当てはまる」と肯定的に答えた割合は、小学生で府内76.0%(全国70.6%)、中学生で74.1%(71.9%)とどちらも全国平均より高かった。

一方、「級友と話し合う活動を通じて、自分の考えを深めたり、新たな考え方に気づいたりできているか」の問いでは、肯定的に答えた割合が、小学生で84.4%(85.7%)、中学生で84.5%(87.0%)とどちらも低かった。

府教育庁小中学校課は「今後は対話的な学びや、一人ひとりのつまずきに応じたきめ細かな指導をさらに充実させることが大切だ」と分析している。

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