朝鮮学校校長、全生徒に日本の高校通わせた「祖国」の教員免許とハングル講座の連載
朝鮮学校校長、全生徒に日本の高校通わせた決断

広島朝鮮中高級学校の教員だった廉和善(リョムファソン)(77)は1989年、広島県教育委員会から朝鮮語の高校助教諭免許を受け取った。祖国・朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の大学に編入し、平壌(ピョンヤン)に通い続けた努力が実った形だ。

日本の高校で朝鮮語を教えるまで

日本の高校生と朝鮮学校生の決闘騒ぎを契機に、広島電機大学付属高校(電高)で朝鮮語の授業が始まって16年。廉さんは講師として派遣される2代目の朝鮮学校教員となった。日本の教員免許に加え、北朝鮮の教員免許も持つ在日朝鮮人の廉さんを主人公とする連載の6回目では、朝鮮学校の校長になった廉さんが取ったある行動を伝える。

7月8日付の朝日新聞広島版はこの話題を廉の顔写真付きで掲載。記事で廉の言葉を紹介した。

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「日本の教壇に立つことは、在日朝鮮人の後輩たちへの励みになるだけではない。両国の歴史や文化を知り、誤解と偏見を乗り越えていくことだ。使命の重さを感じます」

全校生徒を日本の高校へ

廉さんは毎週金曜、広島県海田町の広島朝鮮中高から近くの電高に出向き、3年生に朝鮮語を教えた。毎年続けたのが、生徒同士の交流だった。年に1度は広島朝鮮中高で授業をし、受講する電高生に朝鮮学校生と顔を合わせてもらった。初めて企画したときは失敗だったという。

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