文部科学省が3日に公表した今年度の「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)で、県内の公立小中学校の平均正答率は、小学の国語が全国平均を上回ったものの、小学の算数、中学の国語・数学はいずれも下回った。中学・英語の平均スコアも全国平均に及ばなかった。
県教育委員会は結果を詳細に分析し、授業の改善に役立てる方針。
実施概要と参加状況
全国学力テストは、小中学校の国語と算数・数学が4月23日に、3年ぶりとなった中学の英語が4月下旬~5月下旬に行われた。県内からは小学校447校の1万2859人、中学校203校の1万2692人が参加した。
教科別の結果
小学校は全国平均に比べ、国語が0.1ポイント上回ったが、算数は1.4ポイント下回った。中学校は国語が1.9ポイント、数学が5ポイント下回った。英語は、学習用端末を使って、生徒ごとに出題される問題の組み合わせが異なる「IRT(項目反応理論)」方式で行われた。目安平均は500点に設定され、全国平均の499点に対し、県内は476点だった。
県教委の分析
県教委は、小学の国語と算数、中学の国語の平均正答率は「全国とほぼ同等」と分析。中学の数学については「全国と比べて大きく下回っている。上位層の割合が少なく、下位層が多い傾向にある」と指摘している。無回答率は全国平均に比べ、中学の数学が0.3ポイント、英語が0.6ポイント高かった。
県教委は、各分野の正答傾向などを分析し、11月をめどに公表する予定。



