記述問題に強い子の家庭に共通する「芋づる式会話法」とは?
記述問題に強い子の家庭に共通する会話法

「今日どうだった?」はNG?記述力アップの家庭会話術

記述問題に強い子どもとそうでない子どもの差は、塾や参考書ではなく、家庭での会話にあるという。一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事で『ドラゴン桜2』編集担当の西岡壱誠氏は、家庭で「芋づる式会話法」を実践することで、子どもが記述問題を解く力を自然に身につけると指摘する。

この会話法の流れは「キーワード → 意味 → なぜ気になったか」という3ステップで構成される。これは記述問題の典型的な出題形式「キーワードの意味を説明し、その理由を論じなさい」と完全に一致する。例えば「文中の“殖産興業”という語について、その意味を説明し、なぜ明治政府がこれを重視したのかを論じなさい」という問題では、まさにこの順序が求められる。

家庭会話がそのまま答案の型に

西岡氏によれば、家庭で日常的にこの会話法を実践している子どもは、記述問題を「初めて見る形式」として身構える必要がない。いつも家でやっていることを紙の上で再現するだけだから、手が止まらないという。

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一方で、この型に触れてこなかった子どもは、記述問題を初めて見たときに「何をどう書けばいいか分からない」と感じる。知識そのものは持っていても、知識を語る型を持っていないからだ。西岡氏は「記述が苦手なのは知識の動かし方を知らないだけ」と強調する。

今日から変えるべきは家庭会話

もし子どもが記述問題に苦手意識を持っているなら、まず変えるべきは参考書でも塾でもなく、家庭会話だと西岡氏は言う。夕食の席で「今日どうだった?」と聞いていた親は、今日から「今日、授業で出てきた言葉で、何か覚えてる?」に変えてみてほしいとアドバイスする。

この「芋づる式会話法」は、子どもが学んだことを自分の言葉で説明する力を養う。記述問題の練習としても効果的で、家庭での何気ない会話が受験対策になるというわけだ。

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