羽田国際中高、英語で学ぶGCPでグローバル人材育成
羽田国際中高、GCPでグローバル人材育成

羽田国際中学校・高等学校(東京都大田区)は、今年4月に中学を開校し1期生を迎えた。同校はグローバル教育の柱として「グローバルコンピテンスプログラム(GCP)」を実施している。日本人教諭とネイティブ教員のチームティーチングによる授業で、生徒たちは英語力に加え、自己理解や他者理解、共感傾聴などの力を高めている。

学校にいながら異文化体験

グローバルコンピテンスとは、国際社会で活躍するために必要な総合的な力のこと。GCPは教育サービス企業・アイエスエイ(東京都港区)が提供するプログラムで、同校では今年度より週1時間実施している。中1の授業は、日本人英語科教諭、クラス担任、アイエスエイ派遣のネイティブ教員の3人で運営。高1は英語科教諭とネイティブ教員の2人体制だ。年間プログラムは同社開発のテキストに沿って進む。

国際教育推進リーダーの柏原健人教諭は「2024年度に羽田国際高等学校が誕生した時から、学校にいながら異文化体験ができることをコンセプトにしています。日常の中で異文化と出会える環境を作ろうと、年間を通して実践できるGCPの導入に至りました。非認知能力を高める教育にも力を入れており、GCPの内容と教育方針が合致したことも理由です」と説明する。

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英語で友達を紹介

7月8日、中1A組の授業を取材した。この日は「英語で友達を紹介する」活動。生徒たちは4人グループになり、「He likes omurice.」「She is good at dancing.」などと友達の好みや特技を英語で紹介。聞いた側も「オムライスが好きなんだ」などと反応する。授業は基本的に英語で進行するが、難しい時は日本語も可。

ジェローム先生は「Ask him one question.」と会話を促し、「Do you also like ...?」などの表現を教えた。ユニット2の終了時には、生徒たちが「identity」「respect」などのキーワードを発表。最後に「Connect to the world」のフレーズとともに「個性を認め合う大切さ」が伝えられた。

生徒の成長と今後の展望

男子生徒は「初めは話しかけられなかったが、ジェローム先生に声をかけてもらえるようになり、英検4級に合格しました。次は3級を目指したい」と意欲を見せる。女子生徒は「学校にいながら海外に行った気分になれる。HANEDA留学で海外の方とたくさん話せた」と話す。

柏原教諭は「GCPは文法や学力のためではなく、英語でホームルームや道徳を行うイメージ。担任も加わることで、英語を使って学び成長する機会にしてほしい」と語った。

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