全国学力テスト、福岡県の中学生は全教科で全国平均下回る
全国学力テスト、福岡県の中学生は全教科で全国平均下回る

福岡県教育委員会は3日、文部科学省による今年度の「全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」の結果を発表した。小学校の国語は全国平均を上回ったが、中学校は国語、数学、英語の全教科で全国平均を下回った。地域間で得点差があり、「差の縮小にむけて、結果の分析を進める」としている。

調査の概要

テストは小学6年生と中学3年生が対象。県内の公立小・中学校では、それぞれ約4万人が参加した。国語と算数・数学に加え、3年ぶりに中学英語が実施された。英語は学習用端末でオンラインでの出題・解答方式で行われた。

小学校の結果

全国の平均正答数を「100」とした場合の県内の標準化得点をみると、小学校の国語は「101・3」で、9回連続で全国平均以上となった。昨年度は全国平均を下回った算数は「100・0」で全国平均と同程度だった。

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中学校の結果

一方、中学校の国語は「99・0」で7年ぶりに全国平均を下回った。数学は「97・8」で、累積度数の理解度を測る問題で得点が低かった。英語は異なる問題でも学力を比較できる「IRTスコア」が採用された。500点を基準に得点が表され、全国平均の「499」に対し、県平均は「483」だった。

地区別の状況

地区別では、福岡地区が算出法が異なる英語以外の全教科で全国平均を上回った。他の地区では全国平均を下回る教科が多く、地域間でばらつきがあった。

県教委は今後、詳細な分析を行い、報告書をホームページに掲載する。

福岡市の結果

福岡市教育委員会も結果を公表した。市立学校の平均正答率は小学校の国語、中学校の国語と数学で全国平均を上回った。

設問別では、算数・数学では図形の特徴を理解して解答する問題について正答率が高い傾向だった。小学校の国語では文章を読み考えをまとめる問題、中学英語では聞き取り問題で課題がみられたという。

市教委学校企画課は「タブレット端末の活用で安定した知識は身に付いているが、考えを伝えるのが苦手とみられる。自立的に考えを導き出すような議論に関する授業を行う必要がある」としている。

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