小学生の体力、コロナ前水準に回復 全国体力調査結果
小学生の体力、コロナ前水準に回復

体力合計点、小5がコロナ前水準に

文部科学省は2026年7月20日、2025年度の全国体力・運動能力調査の結果を公表した。小学5年生の体力合計点(80点満点)の平均は男子54.8点、女子55.2点で、2019年度(男子54.7点、女子55.0点)とほぼ同水準となり、新型コロナウイルス禍前の水準に回復した。中学2年生は男子42.5点、女子48.9点で、前年度からわずかに上昇したものの、2019年度(男子43.3点、女子49.7点)には及ばなかった。

調査の概要と推移

この調査は1964年度から実施されており、2025年度は全国の国公私立学校の小学5年生約102万人、中学2年生約96万人を対象に、握力や上体起こし、長座体前屈、反復横とび、持久走など8種目の実技測定と、運動習慣や生活習慣に関する質問紙調査が行われた。コロナ禍の2020年度は休校の影響で調査を中止し、2021年度は小5男子50.2点、女子51.2点、中2男子39.5点、女子46.0点と大きく低下。その後徐々に回復し、2025年度は小5がコロナ前水準に戻った。

運動習慣の改善が寄与

文科省の担当者は「学校体育の充実や家庭での運動機会の増加が体力回復につながった」と分析。質問紙調査では、小5で「週7日以上運動する」と答えた割合が男子34.7%、女子23.5%で、2019年度(男子33.8%、女子22.1%)を上回った。一方、中2では男子28.9%、女子17.5%で2019年度(男子30.1%、女子18.3%)を下回り、課題が残る。

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中2は依然課題、スマホ利用時間も影響

中2の体力がコロナ前を下回る要因として、スマートフォンの利用時間増加が指摘されている。調査では、中2のスマホ利用時間が「1日3時間以上」の割合が男子38.2%、女子45.1%で、2019年度(男子29.5%、女子35.8%)から大幅に増加。文科省は「運動時間の減少につながっている可能性がある」としている。

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