東大合格者が選ぶ「本当の頭のよさ」を身につける本5選 受験にも社会にも役立つ
東大合格者が選ぶ「本当の頭のよさ」を身につける本5選

知識を持っているだけでは、受験も社会も意味がない――。そう語るのは、東大合格者で一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事を務める西岡壱誠氏だ。西岡氏は、学生も社会人も「本当の頭のよさ」を身につけるための本5選を紹介している。

「新しい入試」に必要な3つの力とは

まず最初に紹介するのは、『総合型選抜・学校推薦型選抜の新しい教科書』(孫辰洋著、SBクリエイティブ)。本書では、大学教授が学力以外にどういったポイントを「頭の良さ」として見ているのかが、合格者5000人以上のデータ分析に基づいて明らかにされている。

一般入試では英数国などの科目があるが、推薦入試においては「自己理解」「社会読解」「自己展開」の3つが科目であると本書は定義している。この3つを学んでいくことで、「頭がいいとは何か」ということ自体が見えてくるという。

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人生年表の作成や100の自問自答ワークといった具体的な手法も収録されており、推薦入試を考えている人だけでなく、そうでない人にとっても、新しい時代に求められる力が何かを知るうえで価値のある一冊だ。

読解力の本質に迫る一冊

次に紹介するのは、『わかったつもり 読解力がつかない本当の原因』(西林克彦著、光文社新書)。共通テストを含めて、今は「読解力」がこれまで以上に重視される時代になっている。AIが情報を出してくれる時代だからこそ、その文章を正しく「読める」かどうかが問われる。本書は、まさにその読解力の本質に迫る一冊だ。

本書のタイトルにもなっている「わかったつもり」こそが、読解力がつかない最大の原因だと著者は説く。「わからない」ことよりも、「わかったつもり」でいることのほうが、はるかに問題なのだという。一読して「わかった」と思った瞬間に、実は自分の「暗黙の常識」で書いてあることを誤読してしまっている場合がある……。

本書はそうした読書の落とし穴を丁寧に解きほぐし、さらに、生成AIを使ってどう学んでいくかといった観点からも読めるため、AI時代の学び方を考えたい人にはかなり意味のある本になっている。

文芸評論家や脳科学の視点からも

記事はこの後、文芸評論家や脳科学の視点から選んだ残り3冊を紹介している。知識偏重ではなく、思考力や読解力を鍛えることを重視した選書となっている。

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