被爆体験伝承者が岐阜・海津市で講話 「許してくれ」と逃げた無念語る
被爆体験伝承者、海津市で講話 無念の思い語る

被爆者に代わって原爆の悲惨さを語り継ぐ「被爆体験伝承者」の村上俊文さんが、岐阜県海津市の市OCT文化センターで講話し、12歳の時に被爆した男性の体験を話した。

非核平和都市宣言の一環

講話は、2020年に非核平和都市宣言をした同市の平和祈念事業の一環として行われた。村上さんは国立広島原爆死没者追悼平和祈念館から派遣された伝承者の一人で、戦時下の暮らしや平和への思いも語った。

がれきの下の友人、助けられず

村上さんが紹介したのは、爆心地から約870メートル離れた中学校の校舎内で被爆した男性の体験談。がれきの下の友人を助けようとしたが、火の手が迫り、「許してくれ」と手を合わせて逃げるしかなかった無念の思いを伝えた。その上で「戦時下では、人が持つ優しさを表せなくなっていた」と述べ、「一人一人が行動を積み重ねていくことが、平和な社会を創る」と締めくくった。

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写真パネル展も開催

同市では、戦争の悲惨さや原爆の恐ろしさ、平和の大切さを再認識してもらうため、市役所で写真パネル展「原爆と人間」を10~28日に開催する。

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