7月下旬、東京都江東区の豊洲エリア。タワーマンションが立ち並ぶ道路脇には、軽貨物車や宅配トラックがずらりと並んでいた。「とにかく都心には車を止める場所が少なく、仕事にならない」と、大手通販会社の委託を受け、物流倉庫から豊洲エリア周辺の個人宅への宅配業務を担う合同会社「YUM JAM(ヤムジャム)」の代表社員、井手庸介さん(33)は嘆く。
約50階建てタワマンでは駐車場が満車
ある約50階建てタワマンは、地下に有料の来客・配送業者用の駐車場を約20台分備える。しかし、井手さんが到着した時には満車だった。
井手さんら社員はこのタワマンに、ほぼ毎日宅配に来る。1回に届ける荷物は約100個。飲料などの重い荷物は台車に載せ、比較的軽い荷物はカバンに詰める。カバンは20キロを超えることもあるという。
行政も対策に乗り出す
宅配の現場を追い詰める駐車場不足。タワーマンションの多い東京都をはじめ、全国の自治体が対策に乗り出している。
警備室で宅配業者用のカードを受け取り、配送を開始する。タワマンの階ごとに届ける荷物を仕分ける作業にも時間がかかる。



