西日本鉄道は21日、熊本地震の発生に伴い、土曜・日曜・祝日の高速バスの利用者数が8月中旬までの3週間で前年同期より10%減ったことを明らかにした。九州自動車道の一部区間が通行できずに南九州方面の路線で運休が続いたのが要因だ。ただ、今月末に全線で通常運行に戻るとしており、業績に与える影響は限定的とみている。
平日は2%減、土日祝は10%減
林田浩一社長が定例記者会見で説明した。九州内を中心に運行する高速バス全線(共同運行会社の便を含む)を対象に、地震前日の7月27日から8月16日までの利用状況を前年同時期の実績と比べたところ、平日の合計は2%減で、土日祝は10%減だった。
1週間ごとの利用者数で最も減少率が大きかったのは7月27日~8月2日の土日(8月1、2日)で、16%減だった。お盆を含む8月10~16日の土日祝も、前年を7%下回った。
宮崎・鹿児島便の運休と再開
高速バスの運行を巡っては、地震で九州道の一部区間が通行止めとなったことから福岡―鹿児島、福岡―宮崎便を休止。今月14日から九州道で一般車両が通行可能となったことを踏まえ、15日に鹿児島便を再開した。7日から東九州自動車道を使う迂回ルートで便数を減らして運行していた宮崎便もルートを通常に戻しており、31日からは便数も地震前と同じ1日21往復とする。
西鉄は今月6日に発表した2026年4~6月期決算で、通期の業績見通しを維持した。林田氏は21日の会見で、「全路線に対する(宮崎、鹿児島便の)ウェートは限定的なので、経営上の影響は大きくないのではないか」との見解を示した。



