京丹後市、二地域居住コーディネーター設置へ 府内初、5地域で空き家活用
京丹後市、二地域居住コーディネーター設置へ 府内初、5地域で空き家活用

京都府京丹後市は、多彩な人材を誘致して地域の担い手確保につなげるため、都市と地方の2地域居住をサポートするコーディネーターを府内で初めて設置する。プロポーザル(企画競争方式)で選んだ一般社団法人まちの企画(同市峰山町)に、「二地域居住等コーディネーター」を業務委託した。

計画の概要とコーディネーターの役割

市は昨年12月、2地域居住を促進するため、住まいや仕事、地域との交流などの受入環境を重点的に整備する「特定居住促進計画」を策定した。計画は国土交通省の支援制度に基づいており、市の策定は近畿地方では和歌山県田辺市、白浜町、すさみ町に次いで4番目。間人地域(丹後町)が計画の促進区域にされた。

今回のコーディネーター設置は、奥大野地域(大宮町)、島津地域(網野町)、吉野地域(弥栄町)、久美浜一区地域(久美浜町)の4地域を新たに促進区域に加えるのに合わせる形となった。

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目標数値と移住の現状

計画では、空き家を活用したお試し住宅など滞在拠点の整備や、秋祭りや古代米栽培などの地域資源の継承・活用などが定められ、コーディネーターには市外人材が参加したくなるようなコンテンツの掘り起こしや、2地域居住がしやすくなる環境づくりの役割が求められる。

5つの促進区域全体の令和13年度の目標は、2地域居住などに関する相談件数200件(年間)、2地域居住者などの地域活動への参加者数1000人(同)、移住者数70人(同)。市全体の移住者数の目標は13年度に200人としている。

市は令和7年度に市外から転入した移住者が56世帯86人だったと発表した。移住世帯はこの数年、年間50世帯前後で推移している。7年度移住者の町域別は、峰山町=11世帯17人▽大宮町=12世帯20人▽網野町=10世帯13人▽丹後町=6世帯8人▽弥栄町=7世帯11人▽久美浜町=10世帯17人。前居住地は、京都府25世帯36人▽大阪府9世帯19人▽東京都5世帯6人▽兵庫県4世帯6人など。

過去5年の移住傾向

過去5年の移住者は、令和6年度=49世帯80人▽5年度=57世帯106人▽4年度52世帯88人▽3年度=51世帯76人▽2年度=27世帯34人。市によると近年の傾向は、年代別では30代以下が約7割と多く、近畿地方からの移住が大多数を占める。Iターン者の前居住地は京阪神地域が中心で、Uターン者の前居住地と比較すると偏りが小さい。

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