イグアスの滝、流量6倍超で一時閉鎖 エルニーニョ影響で再開へ
イグアスの滝、流量6倍超で一時閉鎖 エルニーニョ影響

南米アルゼンチン当局は12日、同国北東部にある世界的な観光名所「イグアスの滝」で河川の氾濫の恐れがあるとして、観光客の立ち入りを一時禁止した。水量の増加はエルニーニョ現象によるものだとしている。

流量は平均の6倍超に

イグアス国立公園の当局は、イグアス川の流量が平均の6倍以上に当たる毎秒1万2000立方メートルを超えたことを受け、予防措置として立ち入りを制限した。同国立公園は「一般公開区域への立ち入りを一時的に制限する措置を講じた」と発表した。

その後、川の流量が「徐々に減少している」として、13日に観光客の受け入れを再開する予定だと発表した。

過去の閉鎖と今後の見通し

同国立公園は、前回のエルニーニョ現象が発生した2023~24年にも、洪水によって閉鎖されている。国連の専門家らは、今回のエルニーニョ現象が極めて強いものになると予測している。

アルゼンチンの気象当局によると、同国北東部では先月、「強いエルニーニョ現象の発生時に見られるような」平年を上回る降雨量を記録した。パラグアイとの国境にある水力発電所は12日、パラナ川の流量が9月には過去の平均を37%、10月に入ってからは同40%上回っていると発表した。

また、地元メディアによると、ウルグアイ川沿岸では、増水による洪水のため、住民数十人が避難を余儀なくされた。