湿った空気の影響で、宮城県内は2日も北部を中心に大雨に見舞われた。大崎市と涌谷町で河川が氾濫し、大崎市内の一部住宅が浸水したほか、鬼首地区などでは土砂崩れが相次いだ。
両市町によると、1〜2日の避難指示は計1792世帯3861人に上った。2日夕現在、けが人は確認されていない。
涌谷町で出来川が氾濫、1255世帯に避難指示
涌谷町によると、同町三軒屋敷付近で出来川が氾濫した。町は2日、4行政区の1255世帯2830人に避難指示を出した。午後6時現在、町内5か所に避難所を設け、56人が避難している。
避難所となった涌谷中学校には2日夜、約40人が身を寄せていた。90歳代の母と2人で避難した男性(70)は「自宅は2階建てだが、母の足腰が悪く、万一の時に2階に上がるのが難しいため避難してきた」と話した。
大崎市では佐賀川も氾濫、土砂崩れで通行止め相次ぐ
県によると、大崎市田尻大沢付近でも田尻川上流の佐賀川が氾濫し、住宅や田んぼ約15ヘクタールが浸水した。同市鬼首地区の国道108号や岩出山地区の市道などでは土砂崩れが発生し、通行止めが相次いだ。市によると、2日夕時点で復旧のめどは立っていない。
市は1日夜、鬼首地区などの537世帯1031人に避難指示を出したが、2日午後に解除した。土砂崩れがあった現場に近い鬼首地区の「とどろき旅館」では、通行止めで仙台方面からの移動が難しくなったとして宿泊予約のキャンセルがあった。旅館の担当者は「稼ぎ時なので厳しい」と嘆いた。
川渡で24時間降水量155.5ミリ、JRは65本運休
仙台管区気象台によると、2日午後5時までの24時間降水量は川渡(大崎市)で155.5ミリを記録した。1日午後6時20分ごろには、同市西部にレベル4の土砂災害危険警報が発令された。
JR東日本によると、東北線や陸羽東線の一部区間では2日、大雨により計65本が終日運転を見合わせ、約2990人に影響した。



