水産庁が発表、サンマ資源量42.9万トン
水産庁は28日、今年8月以降に日本近海に来遊するサンマの資源量が昨年比約6割減の42.9万トンとなり、過去最低水準になるとの見通しを発表した。サイズも前年より小ぶりになる見込みだ。
水産庁から委託を受けた水産研究・教育機構(水研機構)は毎年6~7月にサンマの分布状況を調べ、8月以降に日本近海に来遊する量を予測している。今年の資源量は昨年の109.9万トンを大きく下回り、調査を開始した2003年の482.1万トンから9割超少ない水準だ。
減少の要因と魚体の変化
水研機構によると、大幅な減少の理由としては、長期的には海水温上昇や餌の変化といった海洋環境の変化でサンマが成長しにくくなっていることが考えられるとしている。
サンマの寿命は2年で、一般的に市場には体長が一定の大きさ以上となる「1歳魚」が出回る。調査では、今年の漁獲量に占める1歳魚の割合は昨年の43.4%を下回ると予想。1歳魚のサイズも昨年(110~160グラム台)より小さい、100~110グラム台が主体となるという。
漁獲量の減少傾向
農林水産省の統計によると、日本のサンマ漁獲量の近年のピークは2008年の35.4万トンで、それ以降は減少傾向にある。



