月山の紅葉、鮮やかな赤と黄色のパッチワーク「偽高山帯」が生む美しさ
月山の紅葉、偽高山帯が生む赤と黄色のパッチワーク

山形県の月山で紅葉が見ごろを迎えている。鮮やかな赤や黄色の広葉樹が緑の斜面をパッチワークのように彩り、その美しさには「偽高山帯(ぎこうざんたい)」という秘密があるとされる。

ガス山と呼ばれる月山の気候

月山は日本海の湿った空気が入りやすく、「ガス山」と呼ばれるほど霧が多く、風も強い。8日に訪れると山の上は白いベールに包まれ、冷たい風が吹き荒れていたが、翌9日は一転して雲一つなく、風もほとんど感じられなかった。

山形県西川町の姥沢にある月山ペアリフトの乗り場で、月山観光開発の城前英勇・索道係長は「9月は雨ばかりだった。やっと晴れました」と青空を見上げた。

リフト沿いに広がる色とりどりの紅葉

リフトに沿って、真っ赤なナナカマドやコミネカエデの鮮やかな帯が山の上へ延びていく。リフト上駅から歩き始めると、陽光を浴びた「草紅葉」が黄金色に輝き、濃い緑の山肌も広がる。

登山者たちも「パッと開ける景色が独特で素敵」「紅葉が見事で毎年来ている」と笑顔を見せた。

紅葉が美しい理由とは

月山は標高1984メートル。専門家によると、紅葉が美しい理由は「偽高山帯」にあるという。この記事は有料記事です。残り477文字。