鹿島神宮(鹿嶋市)の式年大祭「御船祭」の水上渡御が2日、行われた。祭神・武甕槌大神を乗せた御座船を中心とした約100隻の大船団が常陸利根川などを巡り、勇壮な水上絵巻が、多くの見物客を魅了した。
約2000年の歴史を持つ神事
約2000年の歴史を誇る御船祭は、交通の要衝であった内海を挟んで鎮座する鹿島神宮と香取神宮(千葉県香取市)の祭神の航海神としての神徳を象徴する神事と伝わる。明治以降は、12年に1度の午年に行われている。
この日は、神輿が約2500人の供奉員と鹿島神宮を出発。鹿嶋市の大船津の大鳥居で、竜頭が装飾された御座船に安置されて、大船団に囲まれ、香取市を目指して鰐川を進んだ。鹿嶋市の小学6年(12)は「色鮮やかな大きな船がきれいだった。12年後も友達と一緒に来たい」と笑顔だった。
香取神宮との接舷と祈り
午後には、香取市の常陸利根川で、香取神宮の神職らを乗せた船と接舷。香取神宮の宮司一行が御座船に移り、祭神を迎えて祝詞を奏上し、巫女4人が平安への祈りをささげる「浦安の舞」を演じた。
3日は、祭神が本宮に戻る「還幸祭」が行われ、御船祭が終わりを告げる。



