異次元の少子化対策も効果薄く、2024年の出生数は過去最少の72万人
2024年出生数は72万人で過去最少、少子化対策の効果は限定的

2024年の日本の出生数は72万人を下回り、過去最少を更新した。政府が「異次元の少子化対策」を掲げてからも減少傾向に歯止めがかからず、少子化の進行は深刻さを増している。

過去最少を更新、減少傾向続く

厚生労働省が発表した人口動態統計によると、2024年に生まれた赤ちゃんの数は約72万人で、統計を開始した1899年以降で最も少なかった。前年の約75万人から約3万人減少し、減少幅も大きい。

合計特殊出生率も1.20前後まで低下し、人口を維持するために必要な2.07を大きく下回る水準が続いている。出生数の減少は、20〜30代の女性人口の減少や未婚率の上昇が主因とみられる。

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「異次元の少子化対策」の限界

政府は2023年に「異次元の少子化対策」を打ち出し、児童手当の拡充や保育施設の整備、育休制度の拡充などを進めてきた。しかし、こうした施策にもかかわらず出生数は減少を続けており、効果は限定的だ。

背景には、経済的な不安や長時間労働、住宅費用の高さなど、子育てを取り巻く環境の厳しさがある。また、若い世代の価値観の変化もあり、結婚や出産を望まない人が増えているとの指摘もある。

今後の見通しと求められる対策

人口動態の専門家は、今後も出生数の減少が続く可能性が高いとみている。20〜30代の人口がすでに減少しているため、短期的な対策では効果が出にくい構造的な問題がある。

少子化対策には、子育て支援の拡充だけでなく、若い世代の雇用や所得の安定、働き方改革、地域社会の支援など、総合的な取り組みが必要とされる。政府は2025年度から新たな対策を始める方針だが、効果が表れるかは不透明だ。

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