スペイン南部アンダルシア自治州で発生した大規模な森林火災は、鎮静化に向かっている。当局は7月12日、避難していた数百人の住民が帰宅できるようになったと発表した。この火災ではこれまでに13人の死亡が確認されており、うち1人は93歳の英国人女性で、負傷して病院に搬送されていたが死亡した。
火災の発生と拡大の経緯
火災は7月9日、アンダルシア自治州アルメリア県の深い峡谷や住宅が点在する地域で発生。急速に拡大し、これまでに約7000ヘクタールを焼き尽くした。当局によると、死亡した被害者の多くは車両内に閉じ込められたか、徒歩で逃げようとした人々で、その大半が外国人だったという。
消火活動と避難指示の解除
消防隊は天候の回復に助けられて消火活動を進め、火勢は徐々に弱まった。自治州政府のフアン・マヌエル・モレノ首相は記者団に対し、「火災は外周の内側に抑え込まれて制御下に入り、炎がさらに拡大する危険はなくなった」と述べた。同首相は今回の事態を「異例のスピードで燃え広がった恐ろしい森林火災の、終わりの始まりだ」と評した。
避難指示の解除に伴い、アルメリア県の火災地域から避難していた約600人が11日遅くに帰宅。残りの避難者約1000人も今後、順次帰宅できる見通しだ。



