ソウル地下鉄で、運賃値上げに伴う「無賃乗車」が相次いでいる。10月7日の運賃値上げ初日から、改札を通らずに乗車する人が続出し、駅構内は混乱した。
値上げ初日から混乱
ソウル市によると、地下鉄運賃は大人1回あたり150ウォン引き上げられ、基本運賃は1550ウォンとなった。値上げ初日の7日朝、一部の駅では改札機の前に長蛇の列ができ、その隙に無賃乗車をする人が相次いだ。
ソウル交通公社の関係者は「改札機の通過速度が遅くなり、利用者が殺到したことで混乱が生じた」と説明する。無賃乗車を防ぐため、駅員が改札口に立って監視を強化したが、対応が追いつかない場面も見られた。
市民の不満と今後の影響
運賃値上げは、ソウル市の財政悪化が背景にある。市は物価上昇や人件費の増加に対応するため、値上げを決めた。しかし、市民からは「生活費が上がる中での値上げは負担が大きい」と不満の声が上がっている。
ソウル市は今後、無賃乗車の防止策として、改札機の増設や案内表示の改善を検討するとしている。また、運賃値上げによる収入増加が、地下鉄のサービス向上にどのように反映されるかが注目される。



