ロシアのプーチン大統領が13日、北方領土を訪問したと報じられた。プーチン氏にとって初めての訪問となり、日本側は強く抗議している。なぜ日本とロシアの間で問題となっているのか、その経緯をまとめた。
北方領土とは
北方領土は、北海道の北東にある国後島、択捉島、色丹島、歯舞群島のことを指す。面積は合計約5千平方キロメートルで、千葉県とほぼ同じ広さだ。プーチン大統領が訪問した択捉島は、最北端にある一番大きな島である。
第2次世界大戦前は約1万7千人の日本人が暮らしていたが、1945年8月、ソ連が日ソ中立条約を一方的に破棄して日本に宣戦布告。日本がポツダム宣言を受諾し降伏すると、ソ連軍が北方領土を占領した。当時住んでいた日本人は自力で脱出したり、ソ連によって強制的に退去させられたりした。
日本の立場
日本は51年、サンフランシスコ講和条約に署名し、千島列島や南樺太などを放棄した。ただ、この条約にソ連は参加しておらず、千島列島に北方領土が含まれるかどうかも明記されていなかった。
日本は、北方領土は日本固有の領土であるとの立場を取っている。
交渉の経緯
日ロ間で首脳会談が重ねられてきたが、解決には至っていない。ソ連崩壊後の動きも含め、交渉は難航している。



