山口県宇部市は19日、市内の全小中学校体育館への空調設置について、当初の計画より期間を短縮して2027~29年度に実施すると発表した。災害時の避難所にもなる体育館に、早期に空調を導入することで、避難生活中の住民の健康維持などにつなげたい考えだ。
全36校の体育館に空調を前倒し設置
市教委教育施設課によると、市内の小中学校全36校の体育館には現在、空調が設置されておらず、当初は27~33年度にかけて全校の体育館に設置する計画だった。しかし、7月に発生した熊本地震の被災地で、避難住民が猛暑の中で厳しい避難生活を送っていることから、計画期間の短縮を決めたという。
停電時も使えるLPガス空調機を各区に導入
市内には12の中学校区があり、各区の一つの体育館に、停電時でも利用できる発電機能付きLPガス空調機を導入する。また、その他の体育館にも非常用発電機を配備する予定だ。総事業費は25億円で、半分を国からの補助金を活用する見通し。
市長「避難生活そのものの環境を整える視点で見直す」
19日に開いた記者会見で、篠崎圭二市長は「今回の熊本地震を受け、避難場所の確保にとどまらず、避難生活そのものの環境をどう整えるかという視点で災害対応を見直していく」と語った。



