大気の状態が非常に不安定となった影響で、岐阜県内では8日、美濃地方に線状降水帯が発生し、多治見市や土岐市付近で1時間に約100ミリの雨が観測された。気象庁は午後4時以降、記録的短時間大雨の気象防災速報を相次いで発表。土岐市は9日も警報が発令されることを予想して、市内すべての小中学校と公立幼稚園を臨時休校・休園とする。
道路冠水や停電などの被害
岐阜県では、岐阜市を流れる境川でレベル4の氾濫危険水位を超過したことを受け、災害対策本部を設置。県のまとめによると、午後5時時点で人的・物的被害は確認されなかったが、河川の氾濫により岐阜市や大垣市で道路の冠水が発生した。
多治見市や可児市のアンダーパス3か所が通行止めとなり、美濃加茂市や八百津町など2市2町では停電も起こった。JR東海の東海道線、太多線、中央線、高山線も一部で運転を見合わせるなどした。
避難指示や警報の発表
多治見市や中津川市などには「レベル4大雨危険警報」「レベル4土砂災害危険警報」もそれぞれ出された。多治見市や瑞浪市など9市町村が避難指示を、可児市などが高齢者等避難をそれぞれ発令した。
江崎禎英知事は「気象情報や避難に関する情報を確認し、身を守ることが最優先。1人で行動するのは危険。家族や近隣の方と助け合って行動してほしい」と警鐘を鳴らした。
県主催イベントの中止・延期
岐阜県は8日、荒天が予想されることから、高山市で予定していたセミナーを中止に、県庁での高校生と教育長との面談を延期にしたと発表した。



