ネパール土石流2週間、水力発電所坑道で捜索続く 生存者救出に望み
ネパール土石流2週間、水力発電所坑道で捜索続く

ネパールの救助隊は9日、氷河の崩壊に伴う大規模な洪水が発生してから2週間が経過する中、水力発電所の坑道内に閉じ込められた生存者の救出に望みをつないでいる。8月26日に中国とネパールの国境付近で発生した土石流により、これまでに1410人以上が死亡し、5651人が行方不明となっている。

被害状況と捜索活動の現状

ネパール災害当局によると、同国側では1367人の遺体が収容され、5132人が行方不明となっている。また中国国営メディアによると、中国側では43人の死亡が確認され、519人が行方不明だという。行方不明者には数百人の外国人や水力発電所の作業員が含まれている。

ネパール軍のラジャ・ラム・バスネット報道官はAFPに対し、「トリシュリ3A、トリシュリ3B、およびチリメの水力発電所の坑道内で、救助と捜索作業が続いている」と述べた。これまでにトンネルの奥深くから3人が救出されており、5日にネパール人2人、6日に中国人1人が救出された。しかし、それ以降は新たな生存者の公式確認はない。

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行方不明者の家族へのDNA要請と避難所の状況

当局は9日、行方不明者の海外にいる家族(主に親や子ども)に対し、DNAサンプルを電子メールで提出するよう要請した。告知には、性別や血縁関係に応じた必要な遺伝子検査の種類が明記されている。

一方、被災により避難した数千人が避難所で暮らしており、支援団体セーブ・ザ・チルドレンによると、最大540人の子どもが親と離れ離れになっているという。

警察の警戒と特別捜索活動

ネパール警察のアビ・ナラヤン・カフレ報道官は「被災地の一時避難施設には、性的虐待の被害に遭う恐れのある子どもや女性、少数派グループがいるため、警戒を強めている」とし、「さまざまな避難所で心理社会的カウンセリングの提供も開始した」とAFPに語った。

またカフレ報道官は、がれきの下に埋もれているとみられる遺体を捜索するため、地域住民の協力も仰いでいると説明。「ボテコシ川流域全体で行方不明者の遺体を捜索する特別活動を開始したほか、ドローンも投入している」と述べた。

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