8月31日に発生した三重県伊勢市岩渕1丁目の明倫商店街の火災で、鈴木健一市長は1日、建物被害が商店街などの58棟に及び、焼失面積は約4300平方メートルとみられると発表した。いずれも速報値で、被害にあった住家は5棟だった。
現場検証と鎮火の見通し
市消防本部は1日から現場検証を始めた。火災は31日夜に鎮圧したが、商店街はほぼ全焼。消防本部によると、がれきの下で燃えているものが一部残っているとみられ、1日午後3時時点で鎮火に至っていない。県災害対策本部によると、けが人は確認されていない。
徹夜の消火活動
一瞬にして炎に包まれたという明倫商店街。現場では、被害を広げまいと、消防隊や消防団員、地元住民が、夜を徹した消火活動を続けていた。
「火の回りが早くて、商店街の外への延焼を防ぐので精いっぱいやった」。地元消防団員の男性(50)が火災現場に到着したのは、発生間もない31日午後3時半ごろだった。
商店街の南に隣接する神社側から放水した。だが、火災の規模が大きすぎて放水圧を強くしても、火に水が届かない。
「目の前の火をこれ以上広げないように、とにかくまだ燃えていない建物や木に水をかけた」
火は社殿裏の倉庫の寸前まで迫っていたという。



