福山市民病院の新本館1期工事が完成、屋上ヘリポート新設で救急医療強化
福山市民病院新本館1期完成、屋上ヘリポート新設

老朽化に伴う増改築工事が進められている福山市民病院(広島県福山市蔵王町)で、新本館の1期工事分が完成し、8日から運用が始まる。切迫早産や多胎妊娠などのハイリスク出産に対応する「周産期母子医療センター」や、救急搬送用の屋上ヘリポートが新設され、備後圏域の基幹病院として周産期医療の充実と救急医療の強化を図る。

1期工事の内容

増改築工事は1期と2期に分け、2024年3月にスタート。外来診療を続けながら本館の建て替えと東館、西館の改修を進め、32年度に全体完了を予定している。総事業費は約350億円を見込む。

新本館は地上7階、地下1階の延べ約2万8400平方メートルで、病床数は353床。1期工事では、3階に周産期母子医療センターを配置し、新生児集中治療室(NICU)と新生児回復室(GCU)を各12床確保した。2階には救命救急センターを移設し、屋上ヘリポートと専用エレベーターで結ぶことで迅速な救急搬送を可能とした。

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竣工式と今後の予定

7月25日に竣工式が開かれ、備後圏域の自治体関係者や医療関係者ら100人以上が出席。テープカットの後、新本館の各フロアを回り、最新機器が置かれた治療室や病床を見学した。福山市の高倉範尚・病院事業管理者は「地域の医療機関との連携を一層強化し、これまで以上に高度で良質な医療を提供していきたい」とあいさつした。

2期工事では、現在3館に分散している外来診療を新本館と西館の1階に集約し、患者の負担が少ないレイアウトに変更。救命救急センターを移した新本館2階を救急関連部門を集めた「超急性期フロア」にするなどの改修が予定されている。

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