福島処理水放出3年で17万トン超、タンク保管7.6%減 海水異常なし
福島処理水放出3年、17万トン超排出 保管7.6%減

東京電力が福島第1原発の処理水の海洋放出を始めて、24日で3年となった。これまで22回で計約17万2700トンを排出し、タンクでの保管量は7.6%減って約124万3400トンになった。廃炉と同じく令和33年までの放出完了が目標だ。

監視体制と安全性

国や東電に加え、国際原子力機関(IAEA)が監視しており、海水や魚介類に異常はない。放出後に日本産水産物の全面輸入停止に踏み切った中国は昨年、規制緩和を発表したが事実上禁輸を続けている。

処理の仕組みと今後の見通し

第1原発では平成23年の事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)を冷やす水に、建屋へ入り込んだ地下水や雨水が混ざることで日量約60トン(令和7年度)の汚染水が発生。多核種除去設備(ALPS)で浄化を進めた上で、残る放射性物質トリチウムの濃度が国基準の40分の1未満になるように海水で薄めて1キロ沖から流している。

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