福井県は22日、越前市のサンドーム福井で、太平洋戦争や日中戦争などの戦没者3万1930人を慰霊する追悼式を開催した。遺族ら約900人が参列し、戦没者を悼むとともに、平和への誓いを新たにした。
遺族会長が追悼の言葉
式では、県遺族連合会の酒井秀和会長(51)が「平和は決して当たり前のものではなく、一人ひとりが努力し、守り続けなければならない尊い価値がある。このことを次の世代に語り継がなければならない」と追悼の言葉を述べた。その後、遺族らは順に献花した。
3世代で参列した遺族の思い
1938年8月、日中戦争に従軍した祖父が戦死したという丸葉勝彦さん(67)は子どもや孫とともに3世代で参列した。「祖母や母から戦争の直接の話はほとんど聞いたことはないが、一家の大黒柱を戦争で失い、大変な苦労をしてきたことは知っている。戦争は何があっても絶対になくさなければならない」と語った。
丸葉さんの長男正貴さん(35)は「式に参列し、自分の子どもたちにも、戦争について伝えていかなければいけないと感じた」と話した。



