9月20日、福岡市西区で飲酒運転の軽乗用車がバイクに衝突し、道路脇にいた男児が巻き込まれて死亡した。亡くなったのは、大分市皆春の大山晴瑠(はる)ちゃん(3)。両親が25日、朝日新聞の取材に応じ、父親は飲酒事故だと知って「誰も恨まないようにという気持ちが吹き飛ばされた」と、やるせない心境を語った。
事故当日の様子
父の泰士さん(34)、母の真紀さん(34)によると、20日は朝から3人で佐賀県唐津市へ旅行に向かった。途中、福岡市の海沿いにある観光スポットのブランコで遊んだ後、軽食を取ろうと近くの売店へ向かった。
真紀さんに抱っこされた晴瑠ちゃんは、お店の人に「チョコソフトクリームください」と伝えた。午前11時すぎ、道路脇のベンチに座って好物のソフトクリームを真剣にほおばっていた。服にこぼれそうなので、真紀さんが首元へハンカチをかけてあげた。
衝突の瞬間
その直後、衝突された2人乗りのバイクが3人に突っ込んできた。衝撃で一瞬気を失った泰士さんが起き上がると、バイクとベンチの間に晴瑠ちゃんが倒れていた。「晴瑠くん、大丈夫?」と声をかけたが、医師に告げられた言葉は…。