8月末の大雨の後、福井県内のホームセンターでは防災関連の商品がよく売れるようになり、一部店舗では一時、品薄や品切れとなった。防災への関心が高まったためとみられる。
被害地域周辺で売り上げ大幅増
坂井市を中心に県内北部で冠水や浸水の被害が広がった8月30日、同市内にあるホームセンター「ムサシ丸岡店」では昼頃には、水切りワイパーやデッキブラシ、土のう袋、ポンプなどが、店舗の在庫を含めて売り切れた。
また、福井、石川両県に店舗を構えるホームセンター「ヤマキシ」によると、8月27日~9月20日の両県全10店での土のう袋の売り上げが大幅に伸びた。特に、被害の大きかった地域に近い福井市とあわら市の2店では顕著だった。
脱出用ハンマーや簡易トイレも売り切れ
「ヤマキシ朝日店」(越前町)では、車内から出られなくなった時に使う脱出用のハンマーや簡易トイレなどが売り切れた。ハンマーは他の店舗でも売り切れ、メーカーからの入荷が一時、見通せなくなった。各店ではほかに、防災リュックやトイレ凝固剤などもよく売れたという。
「ヤマキシ」の防災関連商品の仕入れ担当者は、2024年1月の能登半島地震以降、防災関連商品の在庫を多めにするようにしていたと説明する。「それでも有事の時に欠品が起こるのが実情。日頃から有事に備えて準備しておいてほしい」と話す。