千葉の海水浴場、台風・豪雨で「厳しい夏」 来場者減も工夫で増加の例
千葉の海水浴場、台風・豪雨で厳しい夏 工夫で増加も

千葉県内の海水浴場は今夏、相次ぐ台風と豪雨の影響で遊泳禁止が続き、来場者が前年の75%ほどにとどまるなど「厳しい夏」となった。一方、安全を確保して遊泳客を積極的に受け入れ、例年を上回る客が訪れた海水浴場もあった。

白里海水浴場は来場者25%減

大網白里市の白里海水浴場では、期間中の入り込み客数が4万5176人と、前年より約25%(約1万4700人)減った。「毎年次第に少なくなってはいたが、これだけ減ったのは最近ではあまりない」と同市の商工観光課の担当者は嘆く。

8月上旬には大型で強い台風13号、11日には初めて茨城県に上陸した台風15号の影響を受け、3~11日の長期にわたり遊泳禁止となった。その後の「千葉豪雨」では、JR外房線が運転を見合わせ、千葉東金道路や圏央道も最寄りの区間が通行止めとなり、海水浴客の足が奪われた。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

遊泳禁止が半分以上続いた海水浴場も

いすみ市の太東、大原の両海水浴場は、37日間(7月18日~8月23日)のオープン期間のうち、半分以上の日が台風のしけなどの影響で遊泳禁止に。同市水産商工観光課の水野康快・観光物産推進室長は「お盆前に台風が来たことが痛かった。ここまで長い期間、遊泳禁止となったのは珍しい」と語る。両海水浴場の昨年の海水浴客数は約3万5000人。今年は約2万9000人と約8割にとどまった。

県内では今夏、17市町村46か所で海水浴場が開かれた。その中でも7月1日~8月31日と最も長い期間、片貝、不動堂の両海水浴場を開いたのが九十九里町だ。

工夫で来場者増、一宮町や御宿町

悪天候の中、様々な工夫で来場者を増やした海水浴場もある。一宮町の一宮海水浴場では8月3~12日、台風などの影響で遊泳禁止が続いたが、その直前の同1日に一宮海岸で行われた花火大会は天候に恵まれ、多くの人が訪れた。また、海水浴場に「ICHINOMIYA」とカラフルな文字で記念撮影ができるモニュメントを新たに作り、300台利用できる駐車場を舗装するなどして来場を呼びかけた。「千葉豪雨の被害も町内は比較的少なかった」(町産業観光課)といい、昨年より27%多い3万2400人が訪れた。

御宿町の三つの海水浴場でも、海水浴客が3万1720人と昨年より16%増えた。同町は昨年から、ドローンを使って離岸流を監視するなど、遊泳客の安全確認に力を入れている。同町の海水浴場で監視長を務めた林昌広さん(48)は「首都圏など遠方からの来客も多いので、できるだけ遊泳禁止期間がないように心がけた結果。ライフセーバーの見守りはしっかりとし、多くの遊泳客を受け入れた」と振り返る。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ