2025年自転車事故6万7千件、7割が法令違反 歩行者事故は過去10年で最多に
自転車事故6万7千件、7割法令違反 歩行者事故過去最多

2025年の自転車事故、6万7千件超 7割に法令違反が確認される

警察庁が2月26日にまとめた統計によると、2025年に発生した自転車事故は6万7470件に上りました。前年と比較すると61件の減少となりましたが、依然として高い水準を維持しています。注目すべきは、これらの事故のうち約7割において、安全運転義務違反などの法令違反が認められた点です。

歩行者との事故が過去10年で最多に

特に深刻な問題として浮上しているのが、歩行者との事故の増加です。2025年の対歩行者事故は3269件を記録し、前年より226件増加しました。この数字は直近10年間で最多となり、歩行者に対する自転車の危険な走行が社会問題化している実態が明らかになりました。

対歩行者事故の内訳を詳細に分析すると、歩道や横断歩道上での衝突が1851件と半数を超えています。これは、自転車の歩道走行におけるルール遵守の徹底が急務であることを示唆しています。

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安全運転義務違反が最多 青切符制度で取り締まり強化へ

自転車事故を法令違反の種類別に見ると、前後左右の安全確認を怠るなどの安全運転義務違反が最も多くなっています。こうした状況を受けて、警察は事故防止を目的とした新たな対策を導入します。

2026年4月から、16歳以上の自転車の交通違反に対して反則金納付を通告できる交通反則切符(青切符)制度が開始されます。この制度では、例えばスピードを出して歩道を走行するなどの悪質な違反に対しては、「通行区分違反」として6000円の反則金を科す可能性があります。

自転車の通行ルールと歩道走行の条件

道路交通法では、自転車は原則として車道を通行することが規定されています。ただし、以下のような場合には歩道の通行が認められています。

  • 車道通行で安全が確保できない場合
  • 13歳未満の子ども
  • 70歳以上の高齢者
  • 身体障害のある人

歩道を通行する際には、車道寄りを徐行することが義務付けられています。この基本的なルールの周知徹底が、事故防止の鍵を握っていると言えるでしょう。

警察庁は、青切符制度の導入を機に、悪質な自転車走行の取り締まりを強化していく方針です。歩行者との事故が増加傾向にある中、自転車利用者一人ひとりの交通ルール遵守と安全意識の向上が強く求められています。

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