大阪府警旭署は、特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、大阪市旭区にある「セブン―イレブン大阪中宮1丁目店」のオーナー渡辺夏芽さん(53)とアルバイトの大学生三村奨さん(18)に感謝状を贈った。事件は4月下旬に発生。60歳代の男性客が2万円分のギフトカードを購入しようとした際、レジを担当した三村さんが不審に思い、男性に声をかけたことがきっかけだった。
詐欺の手口と店員の機転
男性は、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で知り合った相手から、最新のロボットを提供する代わりにギフトカードを購入し、番号を送信するよう指示されていた。相手は米国の実業家イーロン・マスクを名乗っていたという。三村さんが「これで買えるんかな~」とつぶやく男性の言葉に違和感を覚え、店外で事情を聞いたところ、詐欺の可能性が浮上。オーナーの渡辺さんも駆けつけ、男性を旭署に案内した。
感謝状贈呈式でのコメント
5月20日に行われた感謝状贈呈式で、三村さんは「勇気を出したことで、お客様の被害を阻止できてよかった」と笑顔を見せた。渡辺さんは「三村さんが恐れずに動いてくれたことで、今後、ほかの従業員も積極的に声をかけてくれると思う」と話し、従業員の意識向上に期待を寄せた。
このような詐欺は、有名人をかたって高額商品を購入させる手口が増えており、警察は注意を呼びかけている。ギフトカードでの支払いを求められた場合は、詐欺を疑い、すぐに相談するよう促している。



