日航機墜落事故から41年、御巣鷹の尾根で追悼「弟は9歳のまま」
日航機墜落事故41年、御巣鷹の尾根で追悼

乗客・乗員520人が犠牲となった日本航空(JAL)のジャンボ機墜落事故は12日、発生から41年を迎えた。遺族らは雨が降る中、朝から墜落現場の「御巣鷹の尾根」(群馬県上野村)に登り、犠牲者を静かに追悼した。尾根に立つ「昇魂之碑」前では、空の安全を祈る鐘の音が鳴り響いた。

「弟はあの日のまま、ずっと9歳」

東京都大田区の美谷島(みやじま)真さん(54)は、小学3年生だった弟の健ちゃん(当時9)を亡くした。事故前、2人は野球のカードゲームで遊んでいた。ゲームに負けた真さんは、健ちゃんに「もう帰ってくるな」と言い、それが最後の会話になってしまった。

墓標の前に行くと、「なんで死んじゃったんだよ」「ごめんね」と泣き叫んだ当時の気持ちを思い出す。「健は生きていたら50歳。でも、自分の中の健はあのときのまま、ずっと9歳のままなんです」

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娘とともに尾根へ、風化への懸念

12日は、中学1年の娘の芽生(めい)さん(13)と一緒に尾根に向かった。「風化させたら、また過去と同じ失敗が起きてしまう。こういう事故があったということを、少しでも多くの人に知ってほしい」と話した。

前夜には神流川で灯籠流し

前日の11日夜には、ふもとを流れる神流(かんな)川で灯籠(とうろう)流しがあった。「お父さん 今年もここであなたと話しましょう 一年間見守ってくれてありがとう」などと書かれた灯籠が流され、水面が照らされた。

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