AIや無人機で変容する戦争、過去の呪縛を捨て防衛力強化を
AIや無人機で変容する戦争、過去の呪縛を捨て防衛力強化を

ウクライナ戦争では、人工知能(AI)やドローン(無人機)が初めて本格的に活用され、戦争の様相が一変した。AIが敵を探知し、ドローンが攻撃するという手法は、前線から遠く離れた目標にも到達し、戦果を上げている。

ゲーム感覚の戦争と失われるリアリティ

ウクライナは、FPS(一人称視点の銃撃ゲーム)に慣れ親しんだゲーマーをドローンの操縦士として採用しているという。遠隔操作で戦闘を行うため、戦場のリアリティを感じることはない。さらに、歩兵に代わるロボットも登場しており、テレビゲームやSF映画のような戦争が現実のものとなっている。

こうした戦争の変化について、昭和40年代にアングラ劇団「天井桟敷」を主宰した寺山修司は、著書「ガリガリ博士の犯罪」の中で次のようなせりふを残している。

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「近頃の戦争のように、死人を量産すると、どうしても一つ一つの死が粗雑になっていけない。世の中がいくら合理化しても、せめてひと殺し位(くらい)は昔ながらの、手仕事のよさを残しておきたいもんだと思うねえ」

ドローンの脅威と日本の課題

ウクライナ戦争はいつか終結するが、ロシア軍は人的損耗が著しく、ウクライナは西側諸国から供与された迎撃ミサイルが底をついている。ドローンは安価で大量生産でき、コストパフォーマンスが良く、持ち運びが容易で、どこから飛来するか予測できないため撃墜が難しい。

各国はウクライナの実戦経験を学び、ドローンの研究・開発、生産に注力するとみられる。日本も防衛力強化のため、後れを取ってはならない。さらに、テロ組織の手に渡った場合、世界は重大な脅威にさらされるため、防御策の整備が急務だ。

過去の呪縛を超えて

中国は高市早苗首相が進める「安保3文書」の改定作業に「新型軍国主義」と言いがかりをつけ、韓国は過去の問題を蒸し返す。両国は猛烈に反発するだろうが、高市首相には今年こそ、8月15日に靖国神社を参拝してほしい。

戦後81年の夏に、歌人でもあった寺山の代表作を反芻する。

「マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや」

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