京都府警は21日、劇物に指定されているアクリルアミドを混入させたマフィンを第三者を介して知人男性(30)に食べさせ、殺害しようとしたとして、殺人未遂の疑いで、滋賀県東近江市垣見町の派遣社員、藤木香奈容疑者(46)を逮捕した。
容疑を一部否認
「アクリルアミドを混ぜたマフィンを食べさせようとしたが殺害するつもりはなかった」などと容疑を一部否認している。
農林水産省のホームページによると、アクリルアミドは大量に摂取すると、神経障害などを引き起こす化学物質で、毒劇物取締法で劇物に指定されている。
事件の経緯
逮捕容疑は7月24日午後5時半ごろ、京都市中京区の複合施設ビルで、アクリルアミド入りのマフィンを事情を知らない第三者を介して男性に渡し、同日午後6時20分ごろ、同区内を走行中の軽乗用車内で食べさせ、殺害しようとしたとしている。
府警によると、男性はマフィンを1口食べた後、体調に異変を感じ、意識障害を起こして帰宅後に救急搬送された。命に別条はなかったが約2週間入院し、今も通院治療中という。
今後の捜査
26日午後に男性の家族から「マフィンに毒物が入れられた可能性がある」と110番があり、府警は藤木容疑者宅を家宅捜索した。藤木容疑者は化学関係の会社に勤めており、府警は勤務先からアクリルアミドを入手した可能性も視野に捜査する。府警は2人の間にトラブルがあったとみて動機などを調べる。



