広島カープの羽月隆太郎・元選手が「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物エトミデートを使用したとして逮捕され、拘禁刑1年執行猶予3年の有罪判決を受けたことを受け、この薬物への関心が高まっている。
エトミデートとは何か
厚生労働省によると、エトミデートは一部の国で鎮静剤や麻酔導入薬などの医療品として使われている成分だが、日本国内では承認されていない。
過剰摂取すると、手足がけいれんしたり、意識を失ったりするおそれがあり、歩行が乱れることなどから「ゾンビたばこ」とも呼ばれている。
電子たばこで吸引、アジアで社会問題に
電子たばこに入れて吸引されることが多く、昨今、アジア各国で乱用が社会問題になっている。
沖縄県でも「笑気麻酔」と称して若者らの間で広まっているのが確認された。
指定薬物に追加も摘発相次ぐ
国は昨年5月、医療目的以外での製造や輸入、販売、使用などを禁じる「指定薬物」に追加した。
だが、それ以降も各地で所持や密輸の疑いでの摘発事例が相次いでいる。
1月20日には大阪府警が、エトミデート入りのカートリッジを密輸したとする医薬品医療機器法違反(営利目的共同輸入)の疑いでタイ国籍の女(31)を逮捕したと明らかにした。
厚労省は健康被害のおそれがあることから、購入や摂取をしないように注意を呼びかけている。